難関に取り組む科学者

  • Episode
  • 2009.11.26

4月某日、小学校6年生が、机の上で自由に動き回り、机の上から絶対に落ちないロボットを作りたいという目標を掲げ ました。 机の上から落ちないで机の上を動き回るロボットは意外にたやすく彼にはできまいましたが、1つの目標をクリアするとさらに上の目標を目指したくなるのは大 人も子供も同じことで、彼は次の目標として、ロボットが机のどの場所にいるかを常に理解して動けるプログラムにチャレンジしました。 彼はこのチャレンジに大いに悩み苦しみました。机の上には何も目印になるようなものはなく、タッチセンサーや光センサーも役にたちません。 彼は数ヶ月悩み続け、気づくと季節はもう夏になっていたのです。

 

そしていよいよ夏休みに入り、彼は家族とともにおじいちゃんの家に遊びに行きました。 おじいちゃんは囲碁の達人で、彼も囲碁を題材としたアニメに興味を持ち、よくおじいちゃんに囲碁を教わっていたのです。 そう、彼の目の前には碁盤と白黒の石。

 

「あっ!わかった!これだ!」 「机中に碁盤の目のように架空の線が書いてあれば、ロボットは自分の 居場所を知ることができる!」 彼は思いも寄らぬところから大発見をし、おじいちゃんと囲碁をするのをそっちのけにして、ずっとノートと鉛筆であれこれメモを取りはじめたのでした。

 

さて、2学期が始まり彼がクレファスにやってきました。そしてついに彼 はものの見事に目標をクリアできていいたのです。授業終了後、インストラクターの先生に自分の発見を誇らしげに話しだしました。それを聞いたインストラク ターの先生は、 「それはね、座標と言って、中学生になったら数学の授業で習うことなんだよ。」 と教えてあげたそうです。 すると彼は、 「えー!そんな便利な公式があったのー!ずるいよー、なんでもっと早く教えてくれなかったんだよー。」 と、座標という考えを、「便利な公式」と捉えたのです。…


無料体験では、お子様にはレゴ®WeDo2.0や教育版レゴ®マインドストーム®EV3を使って、ロボット製作とプログラミングの体験をしていただくことができます。また、保護者様にはCrefusのカリキュラムや費用・月謝に関してのご説明をさせていただきます。

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