ロボット科学教育、NPO法人と提携し、 小学校の放課後を利用したアフタースクールで 科学教育プログラムを提供開始

• Information
• 2014.07.03

2014年3月27日

株式会社ロボット科学教育

ロボット科学教育、NPO法人と提携し、小学校の放課後を利用したアフタースクールで

科学教育プログラムを提供開始

2014年4月から東京都「新渡戸文化小学校」、神奈川県の「湘南学園小学校」でスタート

ロボット教材を使ったオリジナル・カリキュラムで科学を楽しく学ぶ学習塾（クレファスおよびクレファスジュニアエリート）を全国的に展開するロボット科学教育は本日、NPO法人と提携し、小学校の放課後を利用したアフタースクールで科学教育プログラムの展開を始めると発表しました。2014年4月から東京都の「新渡戸文化小学校」、神奈川県の「湘南学園小学校」でスタートします。

ロボット科学教育では、新渡戸文化小学校および湘南学園小学校のアフタースクールに通う生徒に対し週1回（注1）、ロボットの製作、プログラミングなどに関する学びやプレゼンテーションを取り入れたクレファス独自の「ファーストレゴリーグ（FLL）（注2）出場向け講座」を提供し、これらの生徒たちに自らの手を動かしながら科学について楽しく学ぶことができる機会を提供します。ロボット科学教育は毎週、講師を1～2名派遣し、放課後NPOアフタースクールはレゴ社のロボット教材「教育版レゴ®マインドストーム® EV3」やテキスト、FLLミッションキット、FLLフィールドなどを提供します。

これにより、アフタースクールに通う生徒たちは、現在教育課程にはないロボットの製作やプログラミングの体験を放課後にできるとともに、継続的に理数系の知識、創造力、論理的思考力、表現力、ITリテラシーといった21世紀に必要な力を学ぶことができるようになります。また、望む受講者はチームを組み、世界最大級の青少年向けロボット競技会「ファーストレゴリーグ（FLL）」に参加することも可能です。

ロボット科学教育では小学生のうちから自らの手を動かしてものを作り、何度も失敗を繰り返しながら、自分で答えを導き出す訓練を重ねることで、主体的に学ぶ力をつけることができると考えています。今回の取り組みを始めたのは、青少年の理数系離れが問題になっているなか、子供たちの興味や意欲を喚起し、楽しみながら学べる科学教育プログラムが子供たちに必要であると考えているからです。ロボット科学教育ではこの2校のアフタースクールでの経験を基に、今後も当社の教室がない地域でも子供たちに科学の楽しさを理解してもらうことができるアフタースクールでの科学教育プログラムの提供を拡大していきたいと考えています。

（注1）

新渡戸文化小学校では、毎週月曜日15:55～16:55

湘南学園では、毎週火曜日16:00～17:00

（注2）

ファーストレゴリーグは子どもたちに科学やテクノロジー、エンジニアリングといた分野への興味や関心を喚起させることを目的として、米国の非営利団体、FIRST（For Inspiration and Recognition of Science and Technology）がレゴ社の協力を得て1988年から始めた国際的な教育プログラムです。60カ国約20,000 チームの9～15歳の子ども達が参加し、2014年は4月23日～26日に米国ミズーリ州セントルイスでアメリカ世界大会（World Festival）が、5月28日～31日にスペイン・パンプローナで欧州世界大会（Open European Championship）が、6月4日～7日にカナダ・トロントでカナダ大会（Canadian Open）が開催される予定です。日本においては、特定非営利活動法人青少年科学技術振興会（FIRST Japan、理事長 鴨志田英樹　株式会社ロボット科学教育代表取締役社長）が主催・運営を行っています。子どもたち（日本では9～16歳、北米では9～14歳）が2～10名で構成されるチームを作り、想像力と創造力を発揮し、毎年変わる世界共通のテーマの解決策をプレゼンテーションとロボット競技を披露してチーム力を競います。FLLの競技テーマには、毎年世界が直面している社会問題が取り上げられ、子どもたちが自発的に社会問題について考える機会を持てるよう工夫されています。2013年のテーマは「Nature’s Fury（自然の脅威）」で、レゴ社のロボット教材を使って自律型のロボットを作り、2分30秒で20近いミッションをクリアするロボットゲーム、テーマに沿った研究発表を行うプロジェクト、チーム紹介やFLLの活動で学んだことを発表するコアバリューの総合得点で競います。

なお、2009年度、2010年度にはクレファスに在籍していたチームが総合日本1位、2011年度は総合2位、2013年度は総合3位となっており、毎年世界大会にチームを輩出しています。2013年の欧州世界大会のロボット競技においては、クレファスに在籍していたチームが世界2位になりました。中でも名古屋のチームは二年連続で日本大会に入賞し、世界大会に出場する権利を獲得しました。

ファーストレゴリーグに関する詳細は、以下をご覧ください。

FLLジャパン 公式HP：http://firstjapan.jp/

FLL International 公式HP：http://www.firstlegoleague.org  （英語）