FLLチーム朝小は基礎トレーニングを着々と消化中です。
Crefusお茶の水校で行われる、ロボットプログラミングのトレーニングも第2回を迎えました。
今回から本格的に基本動作のプログラミング、特にセンサーの使い方を特訓していきます。
が、その前に…。
まずは、前回からの持ち越しになっていたチームの名称について話し合いました。
前回出た案を組み合わせて再考するようにと指示を受けていたメンバーたちは、考えて来たチーム名をホワイトボードに書き込みました。
全部でおよそ15案が再び候補として並びます。
それを眺めながら、どれにしようかとメンバーそれぞれが考えている様子です。
数名にどれが気になるかと聞いてみたところ、奇しくもある一案に意見が集中しました。
他のメンバーたちも、小さくうなづいています。
試しに多数決を取ってみたところ、なんとその一案に8名全員の手が挙がりました。
チーム全員がビビっと来たチーム名は…
『サクライジング8』
目標とする世界大会を見据え、和テイストの「サクラ」と、朝日小学生新聞の朝日を意味するライジングサンからの「ライジング」を並べ、「ラ」を重ねて繋いでいます。
そして、チーム人数の「8」(読みは「エイト」)をアンカーに配置して、響きの良いチーム名になりました。
さて、みんなの心を一つにした名前も決まり、ますます活気づくチームの面々たちは、前回誰ひとりとしてクリアできなかった、四角い箱を一周させるプログラミングに再挑戦しました。
前回悔しい思いをしたメンバーたちは、どうやったら上手くいくのかを2週間ずっと考えていたようです。
パソコンが立ち上がるのも待ちきれないといった様子で、プログラミング画面を開くと、全員がわれ先にとプログラムを組み立て始めます。
中には、ノートに何やらメモをびっしりと書いて来て、それと照らし合わせながらプログラミングしているメンバーもいます。
直進と方向転換だけでクリアできる。
それは分かっているのだけれど、直進は何秒にすればよいのか、方向転換はなかなか直角に曲がってくれない。
一筋縄ではいきません。
しかしながら、試しては修正してを繰り返し、徐々に「答え」に近づくと、最後は全員が箱の周りすれすれを美しい軌道を描いて一周できるようになりました。
さあ、難題もクリアし、いよいよセンサーの使い方を練習していきます。
最初は何かな、タッチセンサーかな、カラーセンサーかな、まだ知らないセンサーを使えるかも…。
楽しみにしていたメンバーたちですが、何故か新品の電池が配られます。
電池を交換して、箱を一周するプログラムを実行してみるようにと指示されました。
もうクリアしたのに何を今さら…、なぜそんなことをしなければいけないのか半信半疑ですが言われた通りにします。
上手くいくに決まっている…。
ところが、電池を替えて元気になったロボットは、暴走気味に箱の側面を行き過ぎ、方向転換では直角よりも内側へ勢いよく切り込むと、そのまま箱に衝突します。
混乱するサクライジング8、そして、こう告げられます。
「では、みんなのロボットに付いているセンサーを使ってみよう」
それぞれが手に持ったロボットに目を向けます。
…、センサーはまだ何も取り付けていなかったはず…。
しまった、自分だけ付け忘れたのかも…、思わず他のメンバーのロボットと見比べます。
しかし、全員がお手本通り製作した同じ形のロボットです。
「ほら、みんな付けてるよ。ぐるぐる回るやつ。それ、センサーだよ」
最初に使うことになったのは「回転センサー」でした。
モーターをセンサーとして使います。
これまでのように秒数で動きを調節するのではなく、モーターの回転角を設定することで進む距離や方向転換の向きを調節するやりかたです。
秒数でのプログラミングでは、電池残量によってモーターの勢いが変わると進む距離も変わってしまうのに対し、回転角を決めるやり方ならば、モーターの勢いに関わらず、ほぼ一定の距離を移動させることができます。
メンバーたちは早速プログラミグを組んでロボットを動かしてみます。
「モーターが100°回っても意外と少ししか進まないな…、だったら次は1000°ぐらい回してみようかな」
「ロボットを手で押してタイヤを横から見てみたら、だいたいどのくらい回転させればいいか分かるんじゃないかな」
「タイヤの直径が約5.5cmだから、3.14を掛け算すれば360°回転したときの進む距離が分かるから、進ませたい距離も計算できるぞ」
同じゴールに対しても、メンバーによってさまざまなやり方でアプローチします。
そして、細かい調整を何回か繰り返すと、箱1周の課題も再びクリアできました。
もう電池交換は怖くありません。
回転センサーをマスターしたサクライジング8は、次回はタッチセンサー、超音波センサー、カラーセンサー…とトレーニングを続けていきます。
また、チーム名が決まったので、今度はチームのロゴも考案していきます。
みんなで考えたロゴでお揃いのTシャツを製作する予定なので、どんなものになるか今からとても楽しみです。
無料体験では、お子様にはレゴ®WeDo2.0や教育版レゴ®マインドストーム®EV3を使って、ロボット製作とプログラミングの体験をしていただくことができます。また、保護者様にはCrefusのカリキュラムや費用・月謝に関してのご説明をさせていただきます。
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