FLL東日本大会にてチーム朝小サクライジング8は、初参加チーム中で最も顕著な活躍を見せたチームに送られる最優秀新人賞 Best Rookie Award を受賞し、全国大会への切符を手にしました。
そして、そのFLL全国大会の日が2月11日にいよいよやって来ます。
さかのぼること昨年末、12月15日(土)に出場した東日本大会は、8人のメンバーにとって初めてのロボット競技会ということになりましたが、はつらつとした様子で1日を過ごしました。
チーム紹介ブースでは、大きな声を張り上げてその存在をアピールし、また、他チームとも積極的にコミュケーションを図って交流の輪を広げました。
ロボットゲームと並んで評価対象となるプレゼンテーション3種(チームPR、課題研究、ロボットデザイン)では、審査員を前にやや緊張しながらも、練習の成果をしっかりと発表できました。
そしてロボットゲーム、8人が魂を込めて作り上げたロボットは、チームメンバーとシンクロするかのような躍動を見せました。
プログラムの起動ボタンを押すと、ロボットはモーター音を轟かせ、しかし軽やかに目的となるミッションに向かいます。
その行く末を固唾を飲んで見守るメンバーたちは、皆、祈るような面持ちです。
そして、ミッションを成功させた瞬間、せきを切ったかのような歓声を大きな会場に響かせました。
「行けっ! 行けっ!」
その掛け声に「すべきことは全部わかっている」とクールに応えるかのように、ロボットは狙い通りの正確な動きを重ね、次から次へとミッションをクリアしていきます。
結果的に、この日のベストスコアは練習の最終日に出した自己ベストを更に上回るものでした。
ロボットゲームは参加86チーム中21位。
真新しいロボットキットの箱を開けてパーツの整理から始めたチームが、半年間のトレーニングでここまで来ました。
Best Rookie Award は、そんなチームにとって、大きな勲章となりました。
…しかし、サクライジング8の挑戦は、むしろここから始まります。
東日本大会の翌週、反省会とミニ祝賀会をもって年内の活動はひと段落、改めて冬休み明けから頑張りましょうということになりました。
ところが、その数日後、クレファスお茶の水校も年末の閉室作業をしているところへ、チームメンバーから連絡が入ります。
「冬休み中にみんなで集まって改良を進めたいので、ロボットとパーツを取りに行ってもいいですか?」
全国大会へ出られる喜びがメンバーを駆り立てます。
しかし、それ以上に、上位チームにも負けたくないという気持ちが生じてきたように感じられます。
大会を一つ経験したのだから、もう新人ではない。
全国ではもう一度新たな勝負に挑む。
メンバーたちの強い意志がそこにありました。
冬休み明け最初の活動日、持ち帰っていたロボットは改良の域を超え、大きく進化を遂げていました。
ベースとなるロボット本体には大きな変更を加えていませんが、取り付けるアタッチメントの機能も種類も大幅に増え、クリア可能なミッションの数も獲得可能な得点も東日本大会時の2倍以上になっていました。
精度についてはまだまだ改善の余地を残すものの、期待感の大きなロボットがスタンバイしたことになります。
ここからはひたすら調整の毎日です。
プログラムの修正に次ぐ修正、あるいは、ロボットの方をさらに改良することもありました。
アイデアの引き出しも増え、また、プログラムの修正もより迅速に行えるようなったのは、チームそのものの進化と言えます。
そして、東日本大会を経験したことで、本番をイメージしながら活動が出来るようになったことも成長の一つです。
調整、練習は全国大会前日まで続きます。
全国大会のその先には世界大会という夢が広がっています。
しかし、メンバーたちが世界大会を口にすることはあまりありません。
それよりも、自分たちが全国大会の舞台でどれだけやれるのか。
東日本大会で見た数々の強いチームへの憧れ。
チームとしてもっと強くなりたい…
サクライジング8 新たなる挑戦
2月11日(月・祝) @東京工業大学 大岡山キャンパス
FIRST®LEGO®LEAGUE 全国大会
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